5.29えびす・だいこく100キロ昨日は台風の最中、えびす・だいこく100キロマラソンに参加して来ました。またしても股関節不調、分娩騒動などもありましたが、 ウルトラ100kmでの自己新を達成出来ました。 タイム 11時間56分・・・ (後日完走証発行) 健康のためなら死ねるというタイトルのブログをお知り合いの ランナーが書いて居られますが、正にその通りのようなレースで 台風の暴風雨に打たれながらどうにか死なずに完走出来ました。 もちろん雨のマラソンは何度も経験しています。走っているときは 汗をかなりかくので晴れの日より少々の雨が降るぐらいが返って 調子が良かったりします。 しかし、これが台風の日となるとやはり少し条件が違ってました。 実は大会HPを見ながら中止になることを祈ってました(笑) なぜって!大雨の日に走ると身体へのリスクが高いのです。 演奏の仕事が終わって島根県まで移動してバス移動の駐車場に 午前3時に到着。3時30分。スタート地点のえびすさんを祭った 美保関神社に送迎バスで移動。移動に1時間ほど掛かるため 睡眠薬代わりにワインを少々。 スタート 5:30 雨は台風の接近と共に本降りなっています。どうするんですか? 携帯ポンチョを被ってスタート。中には雨具を付けずに走っている ランナーもたくさん。20分も経たない内に汗と蒸れてウエアが 濡れてしまい気持ちが悪いのですが、雨が多いのでポンチョを 脱ぐわけにも行かず我慢していると今度は冷えが来ます。 5km どうにも我慢が出来ない事態に5kmほど走ったころから身体 から陣痛と排水要求がきているのですが、まだ集団状況なので 排水さえはばかるのでスピードを上げて10キロ地点のエイドを 目指すのですが、期を熟すとでもいいますか、思いもよらぬ速さ で津波は押し寄せるものです。2頭追うもの1頭を得ずと、たとえ がかなり違いますが、人間は双方充満しきると一方の排出弁の 開閉コントロールは不可能であることは過去の経験上一応 理解しております。 最悪の事態を避け余裕がある時点で対処する必要があると 判断して9km時点で草むらにて排水の陣。何とか分娩筋の 緩みによるメルトダウン事故を回避して走列に復帰。 10km 指定の分娩室に直行したのですが、運良く身障者用の部屋しか 空いていないので失敬して分娩。型ですが、どっさりA型でした。 レース3時間前にコンビニで対処していたのですが・・・・! どっさりA型の概略ですが、入り口こんがり、中はふわふわ・・・ ウルトラマラソン分娩ではここが大きなポイントになります。 100kmもの長帳場では、微量であっても拭き残しなどが ありますとそれはタイムにも影響しますし、リタイヤという致命傷 にもなりかねません。微量の拭き残しが汗と擦れにより皮膚に 炎症を与えますと痛くて走れないのです。必ず濡れティッシュなど を携帯して綺麗に拭き取ってください。 20km と、過去の経験でウンチクをたれておりますと二度目の陣痛が 始まりました。最近のレースでは一切無かったのですが・・・ 何が悪いのか?どうやら秘薬の摂取タイミングが悪く、また バスの中での飲酒も悪かったようです。再びエイド前の分娩室 に駆け込んで汚染物質の拡散は回避できました。型ですが、 どっさりB型でした。B型の概略は・・・モウエエチューニ 30km この騒動でVinatchさんや進さんに早くも置いて行かれました。 少しずつ故障していた股関節が痛みだして失速がはじまり 自称鏑木毅というカジラギに一気に抜かれて前途多難というか 吹き荒れる猛烈な雨と風、濡れによる体の冷えでリタイヤ寸前 の走りになりましたが、過去の実績による復活に期待して 起伏のコースを耐えることしばし。 42km この時点での経過時間4時間50分を経過していたが、ここから 何キロあったのか長くてキツイ登りが延々と続いていていました。 ほとんどのランナーが歩いていたのですが、ゆっくりながら走って いる自分に気付いて、まだ諦める段階ではないことを把握した と同時に痛みが引いており復活が確認出来ましたので歩くこと なくゆっくりではありましたが、ゴボウ抜き状態でした。 50km エイドは強烈な風雨と寒さでエイドテントも吹き飛びそうでした。 島根のチーム夢海道さんが声をかけてくださいましたが、膝の 痛みでリタイヤを宣言されました。55km荷物エイドに到着すると 儀鏑木毅ことカジラギにやっと追いついていました。 股間が擦れて痛いので摩擦軽減ワセリンを塗って腹ごしらえして 再出発。カジラギは5分ほど前に出発したので追うことに。 60km 再び強烈な上り坂が延々と続くがこの山が最後で70km辺り からは平地のランなので必死で駆け上がってたが、カジラギに 追いつかないので彼も坂道を走っていることが分った。 64kmの坂道の途中のエイドで出発前のカジラギ発見。 ククク。アンパン、コーラを詰め込んで急いで出発!捉えてやる! この時間でこの辺りを進むレベルのランナーには到底走ることの 出来そうにない長くて急な坂道を声を出しながら気合いで 登っていると歩いているランナーが唖然としているのが分かり 絶好調。もう40kmまで自分ではなく完全復活していました。 もうすぐ峠というところで前方を走るカジラギを発見。下りになり 少し行ったところで遂に追いついた。9時間経過していなかった。 70km この調子で行けば12時間切れる可能性があると判断して そこから2人で軽快に並走していきました。75kmエイドに 到着すると宍道湖名物のしじみの味噌汁が待っていいました。 たまらん旨さにおかわり!しかし、このえびす・だいこく100km 他のウルトラは1万5000円はするのにたった6000円。 しかも、各エイドには市販のオニギリ、フルーツ、コーラ、梅 レモン、まんじゅう、パンとあらゆるものが豊富においてある。 しってる限りでは最高のエイドです。 80km 映画で有名になった一畑電車と平行して出雲大社に向って走る。 相変わらず雨と風が凄いが追い風なので疲れた足には やさしかった。ここに来て平坦であることが辛くなる瞬間がある。 一定のスピードが足に疲れを呼びエイド間の5kmが物すごく 遠く感じてくる。カジラギと前後しながら疲労と戦う。 90km 市街地を走っていると景色は変わるが尾張はくるのか! いやそれは名古屋で、レースの終りが来ない気がして来たし、 少し疲労から吐き気も出だして来ている。うっかりしていると 12時間オーバーしてしまいそうなので気持だけスピードを 上げるが、この距離からスピードは上げれるものではない。 ゴール カジラギと同時ゴールをするつもりだったが席を譲ってくれた。 最後に前後のランナーの距離を置いて調整したのだが、前の おっさんがゴール直前で歩き出してしまった。様子を伺って いると直前に抜いて間を空けたおばさんが抜いていった。 コラー!そしてわたしがゴールポーズを決めているのに今度は おっさんがカメラマンの前から動かないのだ!仕方ないので 自分でゴールのセンターからずれて撮ってもらいました。 走行中に練習していた新ポーズが出来なかったことが辛い。 カジラギは相変わらず例の鏑木毅ポーズでゴール。 この日記を読んで頂いたランナーの皆さん!ゴール前は タイムのことより、かっこいいひとり写真を撮るために前後 ランナーとの間隔を空けてください。我々からいうとゴール 直前で前のランナーを無理やり抜くなど非常識行為です。 他人と被ったゴール写真なんか欲しくありません。 市民ランナーのゴール写真は大きな楽しみなのですから! これはどうや俺のポーズ(笑) 最後に。 台風の中の100kmマラソン。想像出来ない世界でした。 大会ボランティアの皆様も本当に辛かったと思います。 個人的には二度と経験出来ないような貴重な体験であり 時間が経つと貴重な思い出になることでしょう。 そして今回はウルトラで初めて歩きが入らなかったことは 大きな自信となり坂道は辛くても走ることは重要な発見でした。 そして土曜はしまなみ海道が待っています。どうなりますか? なんとかゴールしたいです。 ジャンル別一覧
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